システムとは 2020 社会領域におけるシステム観
はじめに
▼なぜ社会システム論の発想が重要なのか
・普遍的意義:
・今日的意義:ネット社会における差異創出
▼大枠
1. システム論:機械と生命
2. 社会システム論:コミュニケーションのシステム
3. ソーシャル・イノベーション論:
▼ポイント
・機械システム/生命システム/社会システム
・ネガティブフィードバックとポジティブフィードバック(形態維持と形態形成)
・分析と総合:
・分野横断:関係のないところに関係をつけること=繋ぐこと
・マトリクス組織:縦割りの専門家システム(官僚制)を繋ぐ横串の必要性・セミラティス構造
・全体論としてのシステム論:デカルト的分析科学へのアンチテーゼと宇宙を語ること
・社会と行為者という全体を語る社会システム論:パーソンズのシステム論
・コミュニケーションを要素とするシステムとしての社会システム:ルーマンの社会理論
・観察者によって構築されたシステム(モデル)と自己言及システム:パーソンズとルーマンの差異
・政治経済システム(=権力と貨幣をメディアとするシステムと生活世界):ハーバーマスの議論
・経済技術システム(下部構造)と政治(上部構造)
▼アイディア
・システム論とシステム思考
・システム思考がなぜ必要か(デザイン思考や未来思考と併せて)
▼システム4類型(設計性 × 要素自律性)
・自生的要素自律システム:社会・生態系など
・設計的要素自律システム:会社・政府など
・自生的要素非自律システム:物質・言語など
・設計的要素非自律システム:機械・建築など
▼哲学にみるシステム思考
・哲学とは、○○とは何かを明らかにすること:物事の本質を明らかにすること
本質=それがなければそれにならないもの
・システム論的発想のルーツとしてのアリストテレス哲学
・デカルトの方法序説
・カントのコペルニクス的転回:認識論
・カントの認識論・存在論・芸術論:価値の根源としての真善美に関する哲学
・ヘーゲルの弁証法
▼数理的システムと生命的システム
・その境界としての自己言及的システム:社会システム・自己定義